(0)からくり人形の匠に学ぶ
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概要
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欧米諸国とは異なる特有のロボット観を育んだ「からくり」について,まずその歴史を概観し,次いで江戸時代に庶民に普及する契機となった「竹田からくり芝居」について紹介する.また,座敷からくりの代表作である「茶運び人形」と「弓曵き童子」を取り上げ,西欧のオートマタ(自動人形)と対比しつつ,日本のからくり人形の先見性などその特長を指摘する.からくり芝居を今に伝える「山車からくり祭」について,その演技のいくつかを紹介するとともに,なぜ中部地域に集中しているのか,地域社会やモノづくり産業技術にどのように関連しているのかなどについて解説する.
- バイオメカニズム学会の論文
- 2006-09-15