反響チェンバを用いたMIMOアンテナOTA測定システム
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概要
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次世代携帯電話サービスとして開発が進められているLTE(Long Term Evolution)では,無線通信容量および伝送速度の更なる向上を目指しMIMO(Multiple-Input-Multiple-Output)技術の採用が検討されており,それに伴い携帯電話には複数のアンテナを構成要素とするMIMOアンテナの導入が必要とされている.ここで,MIMOアンテナの性能は伝送特性を示すスループットに大きな影響を与えることから,その性能規定に関する必要性が唱えられており,それに伴いMIMOアンテナ性能を的確に評価する測定システムが必要とされている.本報告では,我々が既に提唱している反響チェンバを用いたマルチアンテナ測定システムを更に発展させたMIMOアンテナOTA(Over-The-Air)測定システムを提案する.また,システム構成に関する検証および基準アンテナ・折畳型携帯端末アンテナモデルを用いた測定結果に関する妥当性検証を実施し,提案システムがMIMOアンテナのOTA伝送特性評価に適用可能であることを示す.
- 2009-05-14
著者
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岡田 隆
Nttドコモ移動機開発部
-
岡野 由樹
NTTドコモ
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栗田 大輔
Nttドコモ移動機開発部
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中松 慎
NTTドコモ
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岡田 隆
Nttドコモ
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岡野 由樹
(株)nttドコモ移動機開発部
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中松 慎
(株)nttドコモ総合研究所
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