家畜等の輸出入検疫について(<特集>野生動物の国際移動に伴う感染症拡大をいかに防ぐか,第14回日本野生動物医学会大会シンポジウム)
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概要
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我が国は,海外から家畜を含め多くの動物を輸入している。農林水産省動物検疫所は,外国から輸入した動物,畜産物等を介して家畜の伝染性疾病が国内に侵入することを防止するほか,外国に家畜の伝染性疾病を広げるおそれのない動物,畜産物等を輸出することによって,国際的信用を高め,もって我が国の畜産の振興に寄与すること,並びに狂犬病,エボラ出血熱等の動物由来感染症の侵入防止を図り,公衆衛生の向上及び公共の福祉の増進を図ることを目的として,家畜伝染病予防法,狂犬病予防法,感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律並びに水産資源保護法に基づく検査等を実施している。