現代における保育者の専門性に関する一考察 (3)
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概要
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現代の子どもの育ちを援助し、現代の保護者を助けうる保育者の専門性を明らかにするために、子どもと保育者の共通の心理的基盤を構築しうる保育行為の間主観的参与観察を、子どもと保育者とが一対一、もしくは複数対一でかかわっている場面に着目し行なった。その結果、共振という身体行為が、現代の子どもの心理的基盤の構築を可能とし、彼らの求めを満たしうる保育行為であること、そしてその保育行為は「からだの形で共振する」「からだのリズムと動きで共振する」という身体知の特質を持つことがわかった。これらの特質を発揮する保育行為は、現代の子どもの保育ニーズを満たし、家庭の養育を下支えするという意味で、現代の保護者を助けうる現代の保育者の専門性の現われであると考えられる。
- 2009-03-31
著者
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