On the words of Scandinavian origin in the Middle English alliterative poems, Rirchard the Redeless & Mum and the Sothsegger
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概要
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古北欧語の英語への影響は,現代英語においては極めた限られたものではあるが,中期英語の時代,北欧人が数多く住んでいたと考えられる地域,即ち英国北部,北西中部,北東中部地域のいわゆるデーン・ロー下にあった地域では,地名を含めて英語の語彙に大きな影響を与えていたことが確認できる。英国北部,北西中部地域で書かれたものが多い中期英語頭韻詩に多くの古北欧語借用語が現れることは周知の事実である。しかし,その影響は北部あるいは北西中部地域に限らず,さらに南の地域にも見られることもまた良く知られている。この小論は,デーン・ローの外にあたる南西中部方言で書かれたRichard the RedelessとMum and the Sothseggerについて,そのなかに現れる古北欧語借用語を他の頭韻詩と比較しつつ調査したものである。
著者
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