限界原理に関する一考察 : シュマーレンバッハ経営価値計算の発生要因について
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概要
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本稿の課題はシュマーレンバッハの数量原価計算,より広義には経営価値計算が,経済的な限界原理に基づいた均衡モデルと固定原価割合上昇現象の影響を受けて生起したものであることを跡づけることにある。このためにまずIでは以下の論述のために限界概念について論じることにする。続いてIIでは,(1)経済学における均衡モデルの展開と(2)限界原価考察の原因としての固定原価割合上昇現象について述べる。最後にIIIではIIで挙げた2つの要因の結果として生じたシュマーレンバッハの限界原理に基づいた原価計算について論じる。
- 流通経済大学の論文
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