保育者の仕事の満足度に関連する要因
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本研究の目的は、保育者の仕事の満足度に関連する要因について探索的に検討することである。調査対象は、中部大学現代教育学研究所が2007年12月8日に実施した第4回子育て支援研究会の参加者133人である。調査方法は、質問紙を用いた無記名の自記式調査であり、有効回収率は53.4%であった。分析方法としては、記述統計量およびt検定を行った。分析の結果、保育者の仕事の満足度と「労働条件」「上司との関係」、「職場内のチームワーク」、「研修体制」、「経験年数」、「所属機関」が関連していることが明らかになった。以上の結果から、保育者が自分の仕事に満足感を感じながら働けるように支援していくためには、労働条件の改善、上司とのサポート関係の促進、職場内のチームワークの促進、研修体制の整備を行うことが重要であると考えられる。
著者
関連論文
- 保育・幼児教育現場における保育者の子ども理解の視点と研修ニーズ--園長・主任と一般保育士・教諭の比較を中心に
- 意識調査からみる一年生の学習動機と職業意識の関連
- 保育者の仕事の満足度に関連する要因
- 保育所におけるソーシャルワークの機能に関する研究--保育士の役割に焦点を当てた質的内容分析
- 保育者養成校における男子学生の子育て支援に関する意識 : アンケート調査の性別による分析を中心に