Dreiserの短編小説"Free"と"The Old Neighborhood"について
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
アメリカ自然主義作家として有名なドライサーには二つの短編集があるが,作品の完成度に問題があるために短編作家としてのドライサーは軽視されがちである。ほぼ同時期に執筆され,結婚生活を扱った短編である「自由」と「過ぎ去りし日々」には様々な類似点が見受けられ,ドライサーの悲観的な人生観が反映されている。ドライサーが主人公の人生を深い共感と同情を込めて描き出している点に特に注目しながら,ドライサーの短編の特徴を考察している。