「医は仁術」の言葉が医師会用語として使われなくなって数年が経つ。昨今では医は算術になった感がする様々な不祥事が起きている。福祉,その基盤は如何に個々の命を守り育むかにある。戦争という極めて非日常的な場面において、傷つき或いは病める人達に医師が向きあったか,そこに命,福祉のありようが見えてくるのでなかろうか。