地学の概念と地学の学習の論理 : 学習における順次性と主要内容(地学団体研究会第26回総会シンポジウム資料)
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概要
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1内容:(1)地学の授業の項目とその配列の基本的構造。(2)その根拠となっている論理、すなわち地学の概念地学の学習の順次性と主要内容 2観点:(1)運動は物質の一形態であり、物質の主要な本質であり、物質を規定する。(2)階層性は物質の主要な本質である。3目標:自然や社会の諸形態とともに、地学・地学の学習などを物質の形態として統合的かつ総体的把握する。4目的:自然と社会を客観的かつ主体的に変革していく意志と能力を社会に形成させていくための資料を提供する。5要旨:(1)地学的運動とは大気圏・水圏・岩体の統合の発生と、その特質となっている運動形態である。造山運動と造陸運動はその本質的運動であり、鉱物の発生はその基本的運動である。(2)地学は科学の一部門であって、地学的運動をその客体としている。(3)科学の学習の論理は、すでに社会が得ている物質の法則の系統的知識を前提とする演繹論理が主要である。6提案:地学の概念、地学の学習の論理、地学の学習資料の創造のための団体的実践を組織すること。
- 地学団体研究会の論文
- 1972-08-01