根室半島の古地磁気学的研究
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概要
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根室半島に広く分布するアルカリ粗粒玄武岩を各層準から採集した.採集した試料につき,その帯磁の方向及び強さを測定し,かつ帯磁の安定性を吟味した.岩石の時代は最上部白亜紀と思われるが,求められた極の位置は,下部(中部?)白亜紀の西南日本から求められた値とは非常に異っている.むしろ大陸からの値と比較的一致する.又.岩床状のものは逆帯磁を示し,熔岩状を示すものは正帯磁である.
- 地学団体研究会の論文
- 1965-07-30
根室半島に広く分布するアルカリ粗粒玄武岩を各層準から採集した.採集した試料につき,その帯磁の方向及び強さを測定し,かつ帯磁の安定性を吟味した.岩石の時代は最上部白亜紀と思われるが,求められた極の位置は,下部(中部?)白亜紀の西南日本から求められた値とは非常に異っている.むしろ大陸からの値と比較的一致する.又.岩床状のものは逆帯磁を示し,熔岩状を示すものは正帯磁である.