税効果会計のコンバージェンスの方向
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概要
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本稿は,IASBとFASBの短期コンバージェンス項目の1つである税効果会計の収斂の方向を捉えるとともに,主要な項目の収斂の内容に言及するものである。税効果会計の収斂の暫定的な方向は,一時差異アプローチからの例外の削減に加えて,IAS12のSFAS109への収斂と捉えることができる。前者は一時差異アプローチの貫徹を図るのに対し,後者は基準の首尾一貫性よりも収斂を優先するものと捉えることもできる。
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