多人数クラスにおける自立学習行動 : コースの立案・実施・評価
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概要
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多人数クラスは、自立学習のプログラムを試す価値のある場である。個人的な指導や授業内容のカスタム化などは、大きなクラスの授業運営に関わる解決の困難な問題である。自立学習には、自己評価及び相互評価、学習日誌、日記、プロジェクト、ポートフォリオ、などがある。しかし、個々の方策を超えた授業を立案、実行し、現在の第2言語獲得と自立学習の研究による授業プログラムを再評価することは、難しい目標である。すなわち、現在の自立学習プログラムも行いつつ、学習者個々に対する説明義務とクラス全体の必要に対応できる授業方法を立案し、実行することが難しい課題である。この論文は、言語学習プログラムを作る際に要となる、自立学習行動と原理を実行する1つの方法の概要を示すものである。方法論として課題に基づく言語教授法、ヨーロッパ言語ポートフォリオのマイルストーン及びスイス版、CALL/eラーニングを扱う。この論文は、自立学習法の潜在能力を高め、学習者中心のアプローチを自然に拡張する授業法を提示するものである。これにより多人数クラスにおける授業法がもっていた制限を乗り越える方法の1つの提案となることを期待する。
- 関西大学の論文