52.消防活動困難区域解消のための計画技術に関する基礎的研究

概要

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1.研究目的本研究は、消防活動等の防災ソフト対策と都市整備等のハード対策の効果的な連携を目指し、土地区画整理や市街地再開発等の抜本的な市街地改善による防災性の向上のみでなく、ある程度の災害については許容し、その代わりに災害発生後の効果的な応急対策活動等が最低限保証された都市空間形成のための基礎的な知見を得ることを目的としている。研究の対象としてF消防活動困難区域」をとりあげ、その解消のための消防水利や街路の配置のあり方について計画技術的な側面からの検討を行っている。2.研究内容「消防活動困難区域」に関する既存研究等の成果を踏まえ、新たにその基準を設定し、それらを解消するための計画の考え方を示している。消防活動困難区域の解消においては、マクロとミクロの2つのレベルでの計画的取り組みが必要としているマクロレベルでは、「街区毎の街区面積に対する消防活動可能面積率vj」と「街区毎の街区面積に対する消防活動可能延面積率Viといった指標を用いて計画代替案の比較検討を行う。ミクロレベルでは、街路網の形状や、街区内の建築物や土地利用の状況から街区毎の相対的な危険性を算出し、それに応じてVj等の指標を操作し、水利や街路の配置を計画を行う。それぞれの計画立案おいては、マクロ、ミクロの2レベル間での計画調整を行いつつ、整合性を確保して行うことが望ましいと考えている。

52.消防活動困難区域解消のための計画技術に関する基礎的研究

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