コミュニケーション,動機付け及び文法
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概要
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動機付けや文法が第2言語あるいは外国語の学習においてどのような役割を果たすかについては大きな関心が寄せられているなかで,大学レベルのほとんどの教師はコミュニケーション活動に非常に熱意を示している。しかし文法については,あたかも学生のためになる苦い薬であるかのような程度にしかその練習に取り組んでいない。コミュニカティブな授業におけるそのような態度が学生にどのような影響を与えるかは容易に想像できる。現在まで動機付けとコミュニケーションについてのいろいろな報告がなされているが,その多くは学生にいかに話させるかのみを問題としている。筆者はもう1つの問題提起をしたいと思う。それは「学生に意味が明瞭なメッセージをどのように創り作り出させるか」ということである。教師は,どのようにしたらコミュニカティブな授業の中で文法を教え,しかも学生のやる気をなくさせないことができるだろうか。教師は,どのようにして学生に意味のある話し方をできるようにさせられるだろうか。学生は自分の能力に自信を持てばもっと学習意欲を高めるようになる。この論文では学生が英語の学習についてどのように考えているかを検証し,英語の学習における文法の役割について述べたいと思う。
- 久留米大学の論文