寒冷過疎地域における一人暮らし高齢者の生活特徴
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概要
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本研究の目的は、過疎寒冷地の一人暮らし高齢者を対象として、保健・健康行動を中心とした生活の実態と特徴を探ることである。調査の結果、次の3点が特徴として明らかになった。1.回答者の9割以上の者が子どもと連絡を取り合っているにもかかわらず、主な相談相手としては近隣の人を挙げており、近隣との緊密な関わりが未だに堅持され、それが過疎地の一人暮らし高齢者の支えになっていることが明らかになった。2.「健康及び保健行動」において全体的に女性群の方が男性群より健康及び保健関連の行動に積極的であるものの、先行研究でみられた都市部の一人暮らし高齢者に比べてより高い割合で健康に不安を感じていた。3.食事満足感については、同居世代数が増すほど高まり、一人暮らしが最も悪いという先行研究の結果とは異なり、本研究では逆に高い満足感を示した。本研究の結果が寒冷過疎地の特徴を示しているのかどうかの結論を出すのは難しい。今後より幅広い寒冷過疎地域及び対象を捉えた研究による裏づけが課題となるであろう。
著者
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黄 京性
名寄市立大学保健福祉学部社会福祉学科
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岡部 和夫
名寄市立大学保健福祉学部社会福祉学科
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岡部 和夫
株式会社スカイリモート
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岡部 和夫
秋田製錬(株)飯島製錬所
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黄 京性
市立名寄短期大学生活科学科
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