東京都立大学での社会教育研究40年(大串隆吉教授退職記念)
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概要
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私が東京都立大学人文学部に入学してから,すでに43年になる。履歴にあるように都立大で学び,研究者の道を選んだ。その研究の分野は,教育学の中の社会教育である。社会教育研究の偉大な先達である故小川利夫氏は,最終講義「社会教育研究40年-その回顧と展望」を,大著『社会教育研究40年-現代社会教育研究入門』と題する『小川利夫社会教育論集第8巻』として残された。奇しくも,私の研究生活も卒業論文を出発点にすれば40年目になる。しかし,私のそれは,小川利夫氏の研究の規模,その雄大さ,斬新な問題提起などにはお呼びもっかないから,内心忸怩たるものがある。とはいえ,定年に当たり,何かを書き残すことが義務であるらしい。そこで,都立大で学び,教鞭を執った者として,「社会教育研究40年」概括的に書くことによって,後輩の方々の参考になれば良いと思っている。
- 首都大学東京の論文
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