技術経営におけるアーティファクトの意義とその影響
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概要
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本稿は,保有技術の応用や技術開発を行なう企業が競争優位性を獲得するために要請されるアーティファクトの役割について考察することが目的である。そのために,まず最初に技術経営におけるアーティファクトの役割について取り上げ,1.独自技術の維持,2.既存技術の結合による新技術の創造,3.基礎技術に立ち返ることによる技術の転用,という役割があることを明らかにする。その上で,急速に市場規模が拡大しているデジタルカメラ産業について分析を行い,関連する周辺産業におけるアーティファクトの存在が,当該産業の発展にとって重要な影響を及ぼすことを明らかにする。最後に,技術経営におけるアーティファクトの意義とその影響を考察し,競争優位構築のためのマネジリアル・インプリケーションを示す。
- 2008-12-25
著者
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