高感度・高選択的多光子イオン化質量分析法の開発
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概要
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多光子イオン化質量分析法において,高感度・高選択的分析が可能な誘導ラマン散乱光を用いる二色二光子イオン化法及び二色三光子イオン化法を開発した.これらの手法により,分光学的選択性を維持したまま,簡易・高感度分析を行うことが可能である.また,フェムト秒レーザーを用いて,ダイオキシン類の微量分析及び実試料分析を実施した.更に,試料の利用効率を向上させることが可能なオンライン濃縮/レーザー脱離試料導入法を開発した.本法により,2桁(けた)の信号強度の増加と,従来では達成できなかった極小ガスパルスの発生を確認した.今後,ガスクロマトグラフと質量分析装置の有効なインターフェイスとしての利用が期待される.
- 2009-03-05
著者
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