保育内容「環境」の授業実践記録を通しての一考察 : 理論と実践力の結合による保育内容の指導法を目指して(1)
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概要
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これまで保育内容の指導法「環境」の授業を通して、理論と実践力の両方を結実させる授業を模索してきた。現代社会の流れの中で保育を学ぶ学生に対して、保育における環境についての理論と指導法を深めるにあたり、学生自身の感性が刺激される思考力と理解力の育ちを軸に、理論と実践を結合させた指導力へとつながるように次のような授業研究を行った。(11環境概念の整理〜保育における環境の捉え方について、直接体験や実践事例を通して理解を深める(2)授業における演習の効果〜演習を取り入れることによって刺激される感性を大切にした授業を展開する(3)幼児期における環境とのかかわりと人間として生きる力の育ちを探る〜幼児期以降の育ちを学生自身の今の力を見つめながら、理論と事例を通してその連続性の理解を図る この授業研究は、教育理論と実践力が結びついた保育内容の指導法の育ちを目指しているものであるが、保育者としての資質の育ちへとつながるものとなるだろう。それを、保育における「環境」という視点から引き出すことを目的として研究を続けてきたが、授業対象である学生も時代と共に年々変わりゆく中で、理論と実践が結合されて理解されるためには、学生自身の感性の育ちを見つめる授業内容を取り入れていくことの有効性を感じている。
- 聖園学園短期大学の論文
著者
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