集中治療室における看護師の家族援助とICU経験年数との関連
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概要
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本研究目的は,集中治療室において看護師が行っている家族援助の実践状況を,集中治療室経験年数別(3群:3年未満,3〜7年未満,7年以上)に比較し,その特徴を見出すこととした.その結果,家族援助実践状況では,全体としてはi)その日の患者の状態説明,ii)ベッド周囲の環境配慮や分かり易い言葉を用いた説明の実践意識が高かったが,iii)転棟時期や治療・検査予定などの医者との連携を必要とする項目は低い傾向にあった.経験年数別での比較では,(3)一般病棟への転柿の時期についての説明では経験年数7年以上,(7)その日の担当看護師であることを伝えるでは経験年数3年未満,(11)面会時には家族が話しやすい雰囲気作りでは3〜7年未満で一番実践意識が高かった.家族援助への実践においては集中治療室の経験年数により違いが出てくるということが示された.
著者
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尾崎 智子
富山県立中央病院看護部
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松浦 恒仁
富山県立中央病院看護部
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吉村 不二子
富山県立中央病院看護部
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高田 奈緒
富山県立中央病院看護部
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下ノ村 由夏
富山県立中央病院看護部
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吉村 不二子
富山県立中央病院産婦人科
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