敷地共同化における寄与度算定についての一考察
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概要
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本研究では、敷地の共同化における増分価値配分問題を取り上げ、配分方式が満たすべき条件と、具体の配分方式を簡単な設例によって検討した。まず、敷地共同化を狭義の共同化と隣地併合型の共同化に分けて論ずる必要があること、狭義の共同化では寄与率の算定で敷地面積の扱いに問題があり、この問題解決には協力型ゲーム理論のシャープレイ値による配分が適切なこと、隣地併合型では不満度の最小化という観点から同じく協力型ゲーム理論の仁による配分が適切なことを明らかにした。