『悪魔学』(1597年)訳註 : 承前(人文科学)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
以下は、スコットランド王ジェイムズ六世(1603年以降、イングランド王ジェイムズ一世)の『悪魔学』(1597年エディンバラ刊)を翻訳し註釈を施したものである。この本は三巻から成り、ここでは第二巻第四章から第二巻最終章(第七章)までを取り上げる。第四章では、魔女たちが集会に行くための移動手段を検討し、彼らが経験する幻覚に論及する。第五章では、妖術の具体例と妖術による病気の治療法を示す。第六章では、妖術の害をうけやすい人々、魔女たちの持つ力、悪魔が様々な姿で魔女たちに現れる理由について論じる。第七章では、この世での悪魔の二様の働き、すなわち、あからさまな出現と隠微な不法の術とについて考察する。