ラグランジュこまの初期値問題に関する考察
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概要
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一般的な力学の教科書においてラグランジュこまの運動方程式の解説は、楕円積分等をもちいて解析的観点からなされている。本論文では、この運動方程式の挙動を直感的・時系列的に把握できるコンピュータシミュレーション(時間積分)方法について考察する。まず、運動方程式を無次元し、その平衡点を求めることにより、平衡点が、眠りごま、定常識差運動などの代表的な状態に対応することを明確にする。また、その近傍における線形化により安定性に関する解析も行う。その結果をもとに、初期値設定方法を明確にし、シミュレーションによりその方法を確認する。なお、今回の考察では、定常識差運動に関しては十分な検討が実施できなかった。今後の課題である。
- 高崎健康福祉大学の論文
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