岩手県における地域保健の充実の背景 : 広大な県土と貧しさが生んだもの
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概要
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岩手県における保健師のあり方が介護保険制度の施行によって問われつつある現在、これまで岩手の地域保健を支えてきた保健師の重要性を、改めて再認識する必要があると考えた。そこで、戦後の岩手県の地域保健活動の社会的・経済的な背景と「乳児死亡ゼロ」に向けた取り組みに焦点をあて、医師・保健師・助産師の配置とその関係を分析した。その結果、広大な県土と貧しさを前提に、深刻な医師不足に対処するために保健師や助産師を手厚く配置していることが明らかになった。
- 岩手県立大学の論文