情報システム保守開発におけるFPと基準生産性の活用(情報システムとモデリングおよび一般課題)
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概要
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通信事業を提供するKDDIの情報システム部門では,保守開発プロジェクトのFunction Point(FP)数を活用した機能規模の可視化方法として,FPと見積もり人月から算出した「基準生産性」と呼ぶ管理指標を求めた.基準生産性は,実際に各システムでの保守開発で得られる実数を用いて,システムの規模や複雑性といったシステム特性により見積もることができることを確認した.これによって,発注者・受注者の間での要件定義のレビューの改善や,受注者の費用見積もりの妥当性の検証の強化を図ることができ,受発注両者間での合意形成の向上が期待できる.
- 2008-11-25