戸籍続柄区別記載と非嫡出子差別 : 東京高判平17・3・24を中心として
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概要
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本稿は、非嫡出子の戸籍続柄区別記載問題について、最高裁の判断により確定判決とされ、かつ、法務省立法担当者によって高く評価されたことにより重要な位置付けが与えられた控訴審判決が、どのような判決理由を展開しているのか、非嫡出子の差別問題を解決する上で、どのような意義と問題点をもっているのかについて検討することを中心的課題とする。併せて、その前提として第一審判決について簡単に検討し、また、戸籍続柄区別記載方法を「改善」した法務省令についても意義と問題点に触れることにする。
- 2008-03-28