生體腸運動描畫新法
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概要
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先ヅ主トシテ家兎腸管運動描晝法トシテノ所謂浴槽法ガ分化發達シタ順序ヲ紹介シ,當今常用セラレツツアル各法ニ就キ夫々ノ缺陥ヲ指摘シ,次デ自家ノ改案ニヨル術式ヲ記述シタ。即ナ私ノ方法ハHotzノIdeeニ從ツテ腸管(小腸)ヲ體外ニ横ヘラレタル浴槽ヘ導キ記録シヨウトスルモノデ正シクハ必ズシモ新法デナイ。浴槽ニハ山田-柿沼ノソレヲ改良シテ用ヒ,コレト腹腔ノ間ヘGummi-Pfropfenヲ應用シタ。此ノGummi-Pfropfenハ杉原ノ所謂Schlotmethodeカラ教ヘラレタモノデアル。尚本法ニヨツテ描カレタ二三ノ曲線ヲ掲ゲ最後ニ四五ノ特長ヲ擧ゲテアル。附録的ニ從來ノ研究家ガ等閑ニ附シ乃至ハ説明困難ナル現象トシテ故ラニ敬遠シ,或ハ何等カ他ノ意味ヲ附セシヤニ思ハレル動物悶燥時ノ腸運動ヲ描出シ無麻醉動物カラ得タ曲線ニヨル實驗成績判定ガ如何ニ愼重ニ行ハレネバナラナイカヲ示唆シテオイタ。
- 京都府立医科大学の論文
著者
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