プログラミング言語「えもぷろ」によるPC・携帯電話による学習理解度の比較
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概要
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現在のプログラミング言語はほぼ全てPCを開発環境にしている。しかし、携帯電話からでも開発が出来る言語があれば、プログラマーの若年齢化・人口母体数の拡大が起こる。私はこの考えを基に「えもぷろ」というプログラミング言語を開発している。えもぷろのターゲットはプログラム初心者の若年層(中高生)に絞りたい。若年層のプログラミング開発環境は整っておらず、プログラムに詳しい大人の開発環境でプログラムを構築しなければならない。現存するプログラミング言語で自ら自発的にプログラムを書き、制作する事は若年層にとってはあまりに難しい環境だ。えもぷろはハードをPCから携帯に移すことにより、問題点の解決を目指す。まず、プログラミング開発環境構築のいらないメール機能を開発環境にし、ユーザーはプログラムを記述する。携帯電話からソースが書けることから、いつでもどこでもプログラムを構築できる環境を提供する事が出来る。今回はPCユーザー・携帯ユーザー全30人に対してえもぷろを学習してもらいハードによる学習理解の比較を行った。この結果から若年層が携帯電話で学習するのに適したコンテンツに関する知見が得られることを期待する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2008-12-13