ネットワークシステム管理のための構成情報データモデルの設計(学生セッション)

概要

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ネットワークシステムが社会において重要な役割を果たすようになるにつれ、社会基盤としての信頼性、安定性が求められるようになってきた。システムの信頼性を維持するために最も重要な技術の一つは運用管理である。次世代の運用管理技術は現在の監視中心の管理から制御に移行していく必要があり、そのためにはまず自動化を実現していかなければならない。現状のネットワーク機器はベンダごとに機能が異なり、自動化するための基本となるモデル化が行われていない。そこで本研究では、ネットワークシステム設計および管理の自動化を目的として、ベンダに依存しないネットワークの機能モデルと構成情報データモデルの設計を行った。まず、自動化を目的としてネットワーク設計管理を解析した結果、設計と設定の自動化が可能であることが明らかになった。これをふまえて、自動化を実現するための機能モデルとVLANの構成情報データモデルを設計した。データモデルはXMLスキーマで記述することを前提としているため、実装が可能であることも示した。
社団法人電子情報通信学会の論文
2008-10-29