電流容量比を用いたデカップリング容量分配手法(電源ノイズ,デザインガイア2008-VLSI設計の新しい大地)
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概要
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近年のLSIの高速化および低電圧化により電源ノイズの問題が顕在化しており、電源ノイズを抑制するための効果的な手段としてデカップリング容量が広く適用されている。本論文では、LSIチップ全面にわたって電源ノイズを効率的に抑制するデカップリング容量分配手法を提案する。効率的な容量分配のために、本論文は「電流容量比」(消費電流と容量との比)という概念を導入する。提案手法では、まずLSI設計初期段階において集中定数回路モデルを用いた簡易電源ノイズ解析を行い、電流容量比を見積もる。次にレイアウト設計において、この電流容量比を用いて局所的なデカップリング容量を決定する。90nmテクノロジのテストデータを用いたシミュレーションにより、提案手法の有効性を確認した。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2008-11-11
著者
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