ワーク・ライフ・バランスと男女均等化は企業業績を高めるか : 大阪府における中小企業の分析

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概要

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• 論説(Article)本稿は、大阪府の中小企業を対象とした調査に基づき、企業のWLBや均等度と企業業績の関係を分析した。分析の結果、WLBと企業業績の間には正の相関が観察された。たとえば、育児休業制度がある企業では2年前と比較した労働生産性が高い。育児支援制度が多い企業では、総資産経常利益率が高い。過去3年間に使用された育児支援制度数が多い企業でも同様である。他方、均等度と企業業績の関係を推定した結果、有意な相関関係は観測されなかった。This paper analyzed the effects of work-life balance and equal employment opportunity measures on the performance of firms, using micro data of small firms in Osaka Prefecture. We found that the firms that implement work-life balance measures are more likely to show good performance. On the other hand, there is no clear relationship between the equal employment opportunity measures and the performance of firms.

著者

• 西谷 公孝

  神戸大学大学院経営学研究科

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