琉球列島,伊平屋島・野甫島の完新世後期海水準変動
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概要
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現海面上約2メートルまでの完新世高位海水準を,琉球列島の伊平屋島およびその南の野甫島で認めた.旧汀線指示物として厚地性サンゴ,ノッチ,ビーチロック,そして離水サンゴ礁面を使用した.離水サンゴ礁面は伊平屋島北端の海岸に連続して分布する.これらの旧汀線指示物の8試料について^<14>C年代測定を行い,4,650年前から1,580年前の年代を得た.完新世後期において,地良性地殻変動に基づく急激な海水準の変動は認められなかった.
- 地学団体研究会の論文
- 1989-01-25