流れ盤と受け盤の上の土壌・植生の違いについて :ブルネイダイルサラームの第3紀層地帯での観察
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概要
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ブルネイダルサラーム国では第3紀層の分布が広く,この地層の特徴に基づいた地形がいたるところに見られる。この報文では,地層が逸方向へ緩やかに傾いている低山地(同斜山稜)によく見られる流れ盤と受け盤との上の土壌・植生の違いに関する観察について述べた。ここで見られた2,3の例によれば,流れ盤の上では土壌がほとんどなく,草さえほとんど育成していなかった。これに対し受け盤の上では,土壌が比較的深く,草や潅木が育成していた。さらに流れ盤と受け盤とのこのような違いが,土木工事や林業経営に関しどのような意味を持つかについて若干の議論をした。
- 森林立地学会の論文
- 1993-12-30
著者
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