中学校調査からみた発達障害生徒の高校進学の困難・ニーズ
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
発達障害生徒の中学校と高校の接続の実態と課題について検討するために,「発達障害生徒の高校進学に関する調査」を行い(調査期間:2008年9月〜11月,中学校の特別支援学級担任・通級指導学級担任,特別支援教育コーディネーター・進路指導担当,を対象に特別支援学級および通級指導学級を設置する東京都内218の中学校に郵送し,特別支援学級・通級指導学級担任65人(無効1),特別支援教育コーディネーター・進路指導担当39人(無効1),合わせて102人から有効回答),発達障害生徒の中学校と高校との接続の実態と課題を検討した.中学校側は高校等の受け入れ例や支援体制に関する情報を求めていたが,「個別の教育支援計画」が中学校から進学先の学校へほとんど引き継がれていなかった.現状では「個別の指導計画」「個別の教育支援計画」の作成が不十分であり,中学校から高校への移行支援がスムーズにいっていないことが明らかになった.
著者
関連論文
- 中学校調査からみた発達障害生徒の高校進学の困難・ニーズ
- R5.高校特別支援教育の現在(ラウンドテーブル,発表要旨)
- 保護者調査からみた「軽度発達障害」高校生の学校生活における困難・ニーズ(5 中等教育,自由研究発表II,発表要旨)
- 高校に在籍する軽度発達障害児の学校不適応の実態 : 埼玉県の高校の養護教諭調査を通して(5 中等教育,自由研究発表II,発表要旨)
- 高校等に在籍する軽度発達障害児の教育実態 : 神奈川県の高校等への質問紙調査から
- 高校等に在籍する軽度発達障害児の教育実態 : 埼玉県の高校等への質問紙調査から