日本の公立高校英語教師のCLTと伝統的な教授法に対する態度
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概要
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最近の主流である教授法Communicative Language Teaching (CLT)を、英語を日常使わない国で用いるにはさまざまな問題があると言われている。日本での問題を調べるために、公立高校の英語教師を対象にアンケートを配布し、15都道府県153人の公立高校英語教師からの回答を得た。アンケートは、新学習指導要領等に見られるCLT的な教授法と伝統的に用いられている英語教授法に対する回答者の態度、CLTを用いる際に何が問題となっているのかを調査する目的で作成したものである。データ分析の結果、回答者は実際にCLTを使っている、いないにかかわらず、CLTを使うことに大多数が賛成していることが判明した。また同時に、伝統的に用いられている英語教授法を使っているのか、またそれが生徒の英語学習に効果があるのかという質問に対しては、どちらにも若干の賛成が示された。大多数の回答者がCLTを使ってみたいと思っているほどには用いられていない要因として、Authenticity(本物)の欠如、つまり英語を使う本物の必要性(authentic needs for using English)や本物の教材(authentic materials)の欠如、CLTを使うには生徒の人数が多すぎる等の物理的な理由があげられた。
- 摂南大学の論文