教育実習生により作成された学習指導案についての分析
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概要
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国立音楽大学の教育実習生が教育実習校での教育実習において研究授業などのために作成した音楽科の学習指導案を1995年度より2007年度までの13年間分、計2790名分を題材構成の視点で分析した結果、「主題による題材構成」が年度を問わずもっとも高い割合であることが分かった。さらに、2006年度と2007年度の学習指導案193名分を書式の項目の視点で分析した結果、教育実習校によっていろいろな書式があるが、基本的には国立音楽大学の科目「音楽科教育法I・II・III・IV」で指導された学習指導案の書式で記述されているものが多いといえよう。また、学習指導案の「指導計画」の項目や「本時の展開」の項目の記述内容である「学習内容」と「学習活動」の項目について同じ193名分を分析した結果、「学習内容」と「学習活動」の区別が十分されず、学習内容が明確でない学習指導案が多いことが分かった。
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