危険選択の新しい波(パネルディスカッション)
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概要
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生命保険における危険選択は医学を根幹とするが,社会情勢や法令などの変化にも強く影響を受け,金融業界の変化とも無縁ではない。社会情勢のうち,生命保険に大きい影響を与えている要因に,少子高齢化とそれに伴う人口減少を挙げることができる。法令の変化としては,近年では1996年に施行された新保険業法と,その後に行われた金融制度改革による規制緩和が生命保険の販売チャネルに多大な影響を及ぼし,危険選択にも波及した。さらに情報技術の進歩に伴う危険選択のトピックスとして,非対面による危険選択と情報の電子化がある。第105回日本保険医学会総会のパネルディスカッションでは,以上のような危険選択の動向について検討を行った。危険選択は様々な分野の影響を受けるものであり,幅広い知識を必要とされる。変化の早い現代においても適切に対応できるよう心構えしておきたい。
- 2008-12-17
著者
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