特別養護老人ホームにおける問題発生時の解決手順についての考察
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概要
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特別養護老人ホームでは、利用者の日々のニーズに応えるため、介護職員同士のチームを形成して介護業務を行っている(チーム型業務遂行形態と称する)ところがほとんどである。しかしながら、チームで介護業務を行い、同じ内容の利用者、介護業務の情報を受け取っているのにもかかわらず、その後、職員の認識や対応にズレが生じて、利用者側からのクレームや職員による介護事故が発生するケースも少なくない。本論文では、S施設の事例研究に基づいてチーム型介護において、それぞれの介護職員の認識や対応にズレが生じる要因について考察を行う。結果として、当日の職員の欠員状態、心身の状態によっても問題解決に影響がでてくることと、多重課題)が要因として考えられ、多重課題に関してはマニュアルの整備、職員研修等では補えない要因であるということが、今回の事例から示唆された。
- 2009-03-31
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