DVD教材「小学校における国際理解教育」に関する定性的評価研究
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概要
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DVD教材「小学校における国際理解教育-外国語教育の取り組み-」に関し、放送大学教員をモニターとした評価研究を行った。各モニターに調査目的や教材の基本的操作法を説明の上、DVD教材とプレーヤーを貸与し、自由視聴後に半構成的インタビューにより教材に関する評価を中心に聞き取りを行った。その結果、本教材を視聴して全体から内容の詳細部分に至るまで種々の印象や優れた点、問題点が評価として指摘された。さらにこれら諸評価を規定する主たる背景として、タイトル中の「国際理解教育」によって規定されるモニターの基本的視点と教材の中心内容である「早期英語教育」との間に生じるギャップ、DVD媒体のもつ大容量・マルチアングル・マルチ音声といった諸特性の生かされ方、モニターの具体的な視聴法や放送科目作成経験、さらにはモニター自身の教育観が認められた。また評価と諸背景を基盤として本DVD教材をいかに改良すべきかという提案が構成から内容に至る種々のレベルでなされ、今後の教材改善の方向を探る上での手がかりを得ることができた。
- 放送大学の論文