少数学習者言語教育とマルチメディア
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概要
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社会環境の変化により、外国語・第二言語習得に新たな需要が生じつつある。特に、従来これを学ぶものが少ないため学習機会が乏しく、学習教材、学習手段の開発、教育人材の育成に組織的な支援・投資が行われてこなかった言語について、この傾向は顕著である。このような言語を「少数学習者言語」(Languages with Fewer Learners)という用語で呼ぶことにする。小論では「少数学習者言語」の観点から、教育機関、印刷物、視聴覚教材、CAI教材などの各種メディアについて、学習・教育環境の現状を概観し、さらに、語学教育・応用言語学の立場から、今後学習環境を整備し、教材を開発してゆくには、ネットワークを利用した学習者主体・分散型の学習と教育のための学習・教育・研究拠点を設け、現場の教師、研究者、工学関係者、あるいは民間のソフトウェア開発関係者が共同して組織的な開発をおこなうことが必要であることを論じた。
- 放送大学の論文
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