教育改革のための学生による授業評価システム活用について : 札幌国際大学短期大学部の事例から
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概要
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本稿では、札幌国際大学短期大学部で実施されている学生による授業評価システムを事例として取りあげる。まず、授業評価システム成立の過程を説明し、システムが目指しているものについて述べる。次に、その活用の現状について、全学的な活用の事例と、個々の実践での活用事例を挙げる。その活用の現状をふまえた上で、授業評価システムの活用の可能性についての私見を述べる。学生による授業評価の結果は、これまで個々の閉じられた授業担当者にフィードバックされるだけであった。もちろん、授業評価を実施する目的の第一として個々の授業を改善することが挙げられる。しかし、私は授業評価システムをそれだけにとどまらず、大学全体、学科全体、共通科目全体というように、関連する科目同士の点検・評価のために活用するべきだと考える。そこに授業改革という次元を超えた、教育改革のための授業評価システム活用の可能性がある。
- 放送大学の論文
- 1999-00-00