英語教育におけるインターネットの活用 : テキストの読み易さと題材による動機付け
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概要
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英語教育においてインターネットは利用価値が高く、教育の現場においても様々な実践がなされその有効性が報告されているが、教師に課せられた役割として、教育に適切な情報素材を検索、発見、選定し、教材として活用するための基準を作成することが求められている。本稿では、インターネット上で毎日のように更新されている多種多様な情報を、英語の4技能の一つであるReading用教材として活用するため、読解教材選定基準の内、Readability、題材、動機付けの3点に焦点をあてて検討を加えた。その結果、Readabilityについては、ESL/EFLサイトやCity Netが読み易く、新聞が難しいこと、CNNやWhite HouseはTOEICレベルであることが判明した。また題材と動機では、大学生が関心を持つものは、現代の高度情報通信社会を生き抜いていくための情報収集・伝達手段と、それらを駆使した分野、地域、機関における人間活動の解明にあり、全体では、宇宙、ニューヨーク、インターネット、テレビ、情報機関、音楽、ファッション;国際言語文化学部では国際化社会とコミュニケーション;工学部ではゲーム性のあるもの、軍事、環境;総合情報学部では高度情報化都市のニューヨーク、研究・情報機関、視覚情報;男子は機密情報、ゲーム性のあるもの、環境;女子は国際性、異文化理解、コミュニケーションにそれぞれ興味を示すことが判明した。
- 放送大学の論文