遠赤色光透過抑制フィルムの短期間処理が数種花壇苗の生育・開花に及ぼす影響(発育制御)
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概要
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数種類の花壇苗において,育苗期間中の遠赤色光透過抑制フィルムの処理時期および処理期間が生育・開花に及ぼす影響について検討した.遠赤色光透過抑制フィルム被覆処理を鉢上げから3週間行うと,サルビア,ニーレンベルギア,ニチニチソウ,マリーゴールド,パンジーでは無処理区に比べて草丈が有意に抑制され,パンジーでは花柄長が有意に減少することが明らかになった.なお,サルビア,ニーレンベルギア,マリーゴールドでは,鉢上げから3週間処理により,開花が遅延する傾向が認められた.また,キンギョソウでは遠赤色光透過抑制フィルムを鉢上げから4週間被覆すると,草丈が無処理区に比べ有意に抑制され,このことは第3節間より上の節間長の減少に起因すると考えられた.
- 2009-01-15