400m走のレース展開に関する研究(人文科学編)
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概要
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本研究の目的は400m走の前半区間の疾走速度を多段階にコントロールし,後半区間の疾走速度低減との関連性を検討することでパフォーマンス向上のレース展開に関する基礎的知見を得ることであった。1.前半区間を200m走タイムの95-91%の設定タイムで通過した時に最も高いパフォーマンスを発揮した。2.前半区間を200m走タイムの100-96%の設定タイムで通過, 90-86%の設定タイムで通過してもパフォーマンスに大きな差は見られない。3.前半区間の疾走速度が高いほど後半区間の疾走速度低減は増大し,特に300-400mの疾走速度低減に影響を及ぼす。