第18章面接調査の集計結果(調査データの分析結果と議論,南太平洋の遠隔教育と学習者たち-南太平洋大学(USP)調査報告-)

概要

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この章では、面接調査の際に用いたインタビュー・シートの各質問項目に対する回答を集計・分析し、その結果を報告する。前半部分では、それぞれの質問項目に対する回答を個別にみていく。後半部分では、多変量解析(林の数量化理論III類)による回答パターンの分析結果を報告する。いずれの場合も、一番の目的は理論的な仮説を検討することにあるのではなく、今回の調査の対象となった人々が、個人個人としてではなく、集団としてどのような人々であったかを、数字の形にまとめられたデータから読み取ることにある。前半部分ではそれぞれの質問項目に対する回答を順を追ってみていくことにするが、どの項目に関しても(1)回答者のカテゴリー、(2)回答者の居住地城、(3)回答者の出身地域、との関連をみるためにこれら3項目とのクロス集計を行った。頁数も限られており分析結果の全てについてコメントすることは出来ない。そこで、以下では特に注目に値するものや、目につくものを中心に報告していく。
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