環境問題に対する若者1,300人の意識と行動 : 環境問題アンケート調査による「エコライフ度」算定の試みと環境教育
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
環境問題に対する若者の意識および行動を見るために,首都圏,名古屋圏および長野県の高校生,大学生に対し,リゾート感覚,朝シャン,フロン使用等日常生活に関わる項目についてのアンケート調査を実施した。地域差は全体的として少なく,生活様式は均質化してきていると思われる。環境問題意識は高学歴・都会居住者の方が高い傾向が見られた。こうしたことは,環境問題に関する情報を得る機会が重要であることを示している。アンケート項目を指標化し,エコライフ度を試算した結果,意識と実践には,全体にかなり大きな落差が見られた。今回の調査を通じて,環境問題に対する関心が余りないと思われがちだった若者層は,基本的には高い関心を持っており,環境教育などにより,実践法やその意義に就いて知識を得さえすれば,積極的に環境保全活動に目を向けるようになると考えられる。
- 信州豊南短期大学の論文
- 1993-03-01
著者
関連論文
- 環境問題と新パラダイム : 感性の役割と人間-情報系の再構築
- 環境問題に対する若者1,300人の意識と行動 : 環境問題アンケート調査による「エコライフ度」算定の試みと環境教育
- いくつかの湿原及び湖沼における窒素固定(アセチレン還元)の基礎的特性