Agrobacterium rhizogenes野生株によるカキの形質転換
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概要
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Agrobacterium rhizogenes野生株M123,1724,A13をカキ(Diospyros kaki L.)の無菌シュートに接種した。ミキモピンタイプのプラスミドを持つA.rhizogenes M123の感染により8系統のカルスが得られ、不定芽が分化した。オパインアッセイにより8系統のうち5系統のシュートがミキモピンを合成しており、形質転換シュートであることが明らかとなった。いくつかの形質転換シュートでは節間の短縮や波打った葉などの形態的差異が認あられた。発根順化後もこうした形質は維持された。A. rhizogenes 1724,A13の感染によりそれぞれ2及び1系統のカルスが得られた。これらカルスから分化したシュートのPCR分析ではRi TL-DNAの増幅は認められなかった。
- 近畿大学の論文
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