Psychological Factors Related to the Assessment and Treatment of Chronic Lower Back Pain Patients : Review and Recommendations
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
この総説では、慢性腰痛の心理的反応,心理的、身体的障害の前兆、家族のサポートの影響,そして心理的介入の効果の4つの項目について考察する。先行研究によると、慢性腰痛患者が感じる痛みの強度や感情の動揺には、家族からのソーシャルサポート、社会経済面、コーピングのスタイル、恐怖の回避、そして気分の乱れなどが関係していることが述べられている。さらに、腰痛患者の治療には、認知行動的な介入や腰の解剖学や構造についての教育が効果的であることも明らかにされている。この教育には、痛みと感情の関係、腰の構造、腰痛に対する積極的な対処方法などが含まれている。さらに、近年の報告では、慢性腰痛患者には、生物医学的なアプローチだけでなく、心理学的、社会学的な視点からの治療を行うことが大切であるといわれている。この総説では、このような多角的な視点から慢性腰痛を考察し、今後の慢性腰痛の評価や治療法の方向性を検討する。
著者
-
直井 愛里
Institute Of Health And Sports Science Kinki University
-
Nasypany Alan
Athletic Training Education, HPERD, University of Idaho
-
Nasypany Alan
Athletic Training Education Hperd University Of Idaho
関連論文
- Psychological Factors Related to the Assessment and Treatment of Chronic Lower Back Pain Patients : Review and Recommendations
- 米国における大学体育とスポーツの環境について(生涯スポーツと大学体育)
- アスリートの心理的コンディショニング(競技スポーツと大学教育-学生課外スポーツの現状と課題-)