カナダの高齢者居住施設における生活空間について : その2:コミュニテイと施設立地
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概要
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高齢化に伴い「高齢者が集まって住まう施設」では,生活施設としての質的向上が求められつつある。またその生活空間や生活環境にはアットホームな雰囲気をもった居心地のよさが求められている。本研究の目的は,高齢者にとって厳しい冬の自然条件を持つ北海道や東北地方の積雪寒冷地の「高齢者が集まって住まう施設」の快適な生活環境を保持させるための建築計画上の評価基準に資する要素を明らかにすることである。第一報では,居住者が生活施設としてアットホーム感を感じる生活空間について,専用空間・中間的空間・共用空間に区分し,検討・整理した。この研究は,第二報としてコミュニテイとのかかわりにおける生活環境という視点から,施設の立地に焦点を当て居住者のアットホーム感について検討・考察する。なお調査は2000年から2006年までの問,カナダの四都市,二地域で行った。
- 北翔大学の論文
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